SEOの方法論①
SEO【Search Engine Optimization】
サーチエンジンの検索結果のページの表示順の上位に自らのWebサイトが表示されるように工夫すること。また、そのための技術やサービス。「サーチエンジン最適化」「検索エンジン最適化」とも訳される。
IT用語辞典 e-Wordsより、一部抜粋 http://e-words.jp/w/SEO.html
最初にお断りしておきます。
SEOについては専門的にコンサルや、SEOランキングアップ、効果測定などのサービスを提供している会社もあります。SEOの方法論については、さまざまな意見、考え方があり、どれが正しいもので、どれが最良のモノかというのは、お客さんが選ぶものだと、僕は考えています。
本項は、あくまで自分が考えるSEOの具体的な方法論を記載するものとご認識ください。
さて、僕はSEOに重要なポイントは、以下三つだと考えています。
- 正しいHTMLコーディングが施された、分かりやすいホームページであること
- ターゲットとするキーワードに関する、優良なコンテンツが存在していること
- 被リンク、つまりそのHPに対する他サイトからのリンクが存在し、かつ優良な他サイトからリンクされていること
上記理由を解説する前に、そもそもSEOの理由であり手段であるYahoo!、Google等の検索エンジンが、立場に立って、どのようなホームページの、どのようなページ、コンテンツを、検索結果の上位に表示したいと思うかというのを想像してみましょう。
検索エンジンにとって、最も嫌なことは何か?
おそらくそれは、
『この検索エンジン、使えねぇなぁ〜 ┐(´д`)┌ 』
と思われることでしょう。
そして、結果として、他検索エンジンを利用するようになってしまうこと、つまりユーザーの喪失だと考えられます。これ、おそらく異論のある方は少ないと思います。
一方、検索エンジンを使用する側、つまりユーザーサイドに立って考えてみます。
検索を行った結果に満足できないケース、それは、
『期待する情報が検索をしても得られなかった』
ということでしょう。
ここで、『期待する情報が検索をしても得られなかった』ということがどういうことなのか、もうちょっとブレイクダウンします。
- 検索したキーワードで検索結果がなかった
- 検索結果は出たものの、日本語以外のページで読めない
- 検索結果が少ない
- 検索結果のHPを見たが、記載されている情報が欲しい情報とは違った
- 検索結果のHPを見たが、欲しい情報がどこに記載しているのかわからなかった
- 検索結果のHPを見たが、怪しげなページで、閲覧意欲がそがれた
などなど...
検索して、実際検索結果のHPを見たら、バナーがたくさん貼ってある広告ページだったり、アダルトサイトだったり...
そんな経験をされた方は、少なからずいらっしゃるものと思います。
逆に言うと、Yahoo!、Google等の検索エンジンは、このような落胆経験をユーザーにさせないようなHP/コンテンツ/ページを検索結果に表示させたいと思っているであろうこと、これも容易に想像がつくことです。
結局何が言いたいかというと。
検索を行うユーザーが満足するような、優良なコンテンツを提供することが、SEOの最大のポイントであり、具体的な方法論であるということです。
先に、『SEOの理由であり手段であるYahoo!、Google等の検索エンジン』と申し上げましたが、彼らが見ているのは、検索を実際に行うユーザーです。したがって、SEOとは本来検索エンジンをターゲットとし各種対策を行うべきものではなく、その先の検索ユーザーを見据えたものであるべき。
目先のテクニックに頼ったSEOは、SEOの本質とは、はるかにかけ離れたものです。
それは、検索エンジンに対する"だまし"を仕掛ける小細工でしかありません。
検索エンジンの提供する、検索ロジック、技術は、原則非公開であり、それを類推してHTMLコーディングに小細工を施し、仮にSEOで良い結果を出せるようになったとしても、日々技術進化する検索エンジンからすれば、それは一時しのぎにしかなりません。
大切なことは、小細工ではない、本当の価値を持つコンテンツをつくること。
そうすれば、いくら検索エンジンがその検索ロジックを変更しようとも、検索エンジンから見捨てられることはないでしょう。
具体的な方法論については、次項に解説します。